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『年賀状de美文字』セミナー」 第3回「年賀状(裏書き)をきれいに書くコツ」

  • 執筆者の写真: 有川翠雲
    有川翠雲
  • 2019年11月16日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。有川翠雲です。


4回にわたり、「『年賀状de美文字』セミナー」をお届けします。


今回は第3回、「年賀状(裏書き)をきれいに書くコツ」です。


ご興味ある方は参考にしてみてください。


「字がその人のイメージに影響する」と思われますか?


「印象のいい字はその人の印象を良くする‼」ことは事実だと思います。


では、あなたのイメージを上げ、好印象を持っていただける『年賀状de美文字』をお話していきましょう。


(今回は私のリアル書道教室で使っている「くせ字がなおる ペン字練習帳」(和田康子著)を参考資料として使っています。)


さて、はがきの「表と裏」どちらでしょう?


宛名が表でしょうか?文面が表でしょうか?


実は宛名が表です。


今回は年始のご挨拶・昨年のお礼をお伝えする、「裏書き」をきれいに書く3つのコツお伝えします。


次の文面をはがき大の紙に書いてみてください。


「謹んで初春のお慶びを申し上げます

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

令和二年 元旦」

「年賀状(裏書き)をきれいに書く」第1のコツは、「配置をデザインする」ことです。


行間、余白を大切に、字の配置を見栄え良く配置してください。


配置を考えずに書くと、頭でっかちになったりお尻でっかちになったりします。


賀詞は大きく、添え書き以下は小さめに書きます。


万年筆は「太い・細い」の変化を出すことはできますが、ボールペンは苦手です。


ですから、太いペン、細いペンを2本使い分けていただくと変化のある文面ができると思います。



第2のコツは、「中心を揃える」、です。


一つひとつの字がきれいでも、文字が蛇行していると全体のイメージは悪くなります。


字の中心を意識して、その中心をつなげていくと真っ直ぐに書けます。


下書きをしていただくことで中心が取れるようになります。

鉛筆で補助線を引くのもいいと思います。


インクが完全に乾いてから消しゴムで消せば、先様にはわかりません。


一手間かけることで喜んでいただける年賀状となります。



第3のコツは、「字の大きさを変える」、です。


漢字とひらがなの大きさを変えて書きましょう。


ひらがなは漢字の7~8割で書きます。


漢字の中でも大中小の変化をつけると良いです。


画数の多い「慶ぶ」という字は大きく書きます。


「上」のような画数の少ない字は小さめにします。


ひらがなも「こ・め・と・る・の」はさらに小さめに書きます。


それでは、鉛筆・定規を使い、はがき大の紙に中心線を書いてみましょう。


賀詞は大きく、添え書き以下は小さめに書くことをイメージしてみましょう。

それでは、その中心線を意識して


「謹んで初春のお慶びを申し上げます

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

令和二年 元旦」


を書いてみましょう。


いかがですか、最初に書いていただいた裏書きと比べてみてください。

バランスよく書かれていることでとてもきれいに書けていませんか?

 
 
 

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